カメラコレクション Part1

以前のHPに載せていたカメラコレクションです。
「もう一度見たい」と言うご要望にお応えして再度アップいたしました。

ライカDⅡ型カメラ
1932年ライプチヒの見本市で初めて発表された自動集点式カメラで距離計とレンズ距離計がメカニカルに連動して注目を集めた。
私は長い間ライカカメラをいつか自分で使ってみたいと言う夢を描いていた。
いつも海外出張では必ずと言っていいほど骨董屋やカメラ屋へと足を運んだ。
漸くアルゼンチンのブエノスアイレスの骨董屋で見つけた。
それはもう冬の夜長のおもちゃにはうってつけさ。
いつかはロバートキャパ・一之瀬泰造・沢田教一にあやかって戦場のメリークリスマスと行きたい ところです。

イコンツアイス社製のベビーボックスカメラで針穴写真機を髣髴させるデザインが気に入っております。極めてシンプルなメカで綺麗に写るかは疑問です。
これはブルガリアで買い求めたカメラです。
ちなみにここの青空市場は旧ソ連軍の戦利品や現存部隊の横流し品が多く、特に暗視鏡は買いです。この闇市は客から注文を受けて軍兵舎の倉庫から注文品を出庫するといったジャストインタイムの考えが徹底した泥棒兵士の小遣い稼ぎの臭いのするマーケットです。
旧ソ連軍物はほとんど手に入ります。

ロシアのゾルキーです。一見ライカですが、実はロシアライカの原型なのです。
ポーランドのワルシャワやウクライナのキエフの蚤の市では1台1台吟味して買えるほど豊富に出回って居ります。
実はキエフもカメラファンにとっては見逃せない中古機発掘の穴場です。アンドレイ坂にはカメラのみならずウクライナ人の描いた油絵が所狭しと並んでいます。
中々の逸品も有ります。お見逃し無く。

さてさてゾルキーのレンズはどうかこれが35mmレンズとは言うものの、使って見ると案外いけるから不思議である。
鏡筒を見ても解るのだがアルミの削りだしでしかも球面がしっかりしているから収差もさほど感じない。
ゾルキーは古き良きロシアカメラの友である。

キエフと言うカメラでロシア製です。これもウクライナのアンドレイ坂の名物な酔っ払いおっさんから購入した代物である。
おっさんは朝からウオッカを煽りたてているもんだから値段の交渉は鼻からしようという気は無い。これ幸いで会話に夢中になっていると、ついつい私もウオッカを頂いているというこれ情けない顛末である。でも1年に3回も行ったら顔見知りになり、それはそれはスーパーナターシャの世界に案内していただいた。

キエフはそんなこんなでキエフの名前がついているからウクライナ製かと思いきや、サンクトペテルドブルグのアルゼナールと言う工場で生産された物である。
然らばサンクトの町でこのキエフを探すのは至難の技である。
大半が金に換えたくて持ち出されているのが現状である。
特にアメリカ、中南米のバイヤーが多く買いあさっていた。
それに醜い日本人も大勢いた事を付け加えておく。

右上がツアイスイコン、左上がコダックレチナⅡ(#011)、下がフォクトレンダーVITOMATIC Ⅰである。
ツアイスは現役で何度か花の写真を撮ったがイケル。レンズも余裕である。
個人的にはレチナが好きである。戦後1946年から1949年にかけて30000台作られた機種である。
レンズもこの頃からコーティング有りと無しが混在するようになる。フォクトレンダーはこれもコンパクトな仕上がりを見せており、露出計やレンズには改良を感じられる。古き良き時代のカメラである

レチナⅡである。状態は非常によく、現在も充分実用可能なカメラである。
蛇腹の状態も非常によくまだまだ保存状態さえ気を使えば100年は持つカメラである。さすがメイドインジャーマニーである。
クラフトマンシップとはこのカメラの為にある言葉と言っても差し支えないだろうと私は勝手に思っている。

フォクトレンダも色々復刻板やら出ているがこの頃のカメラが一番である。カメラらしい逸品である。
レンズマウント部は鋳物の削りだしとも思える重厚な物である。
手にとって重量感と大きさはこの当時のカメラならではである。

ドイツ製バルダである。唯一骨董屋さん(アルフィーの坂崎さん)から仕入れたものである。
このカメラは私はノーマークだったが手に持つと実にしっくり来るのでついつい購入してしまった。

ロモというロシア製のカメラで、最近良く「mono」と言う雑誌に紹介されています。私はこのカメラをモスクワのイズマイリ公園のフリーマーケットで購入しました。映りはまずまずです。使えます。
超小型軽量でちょっとしたスナップ写真には持って来いです。実は余り価格は言わないほうがいいと思っていたのですが新品で約2000円です(日本円で)。
国内流通価格を見るとちょっとボッタクリ過ぎているんじゃないの、と思うのは私だけでしょうか?

これもロモ製です。ボディはプラスティック製でいかにもと言った2眼レフです。
あえて言及しません。ラインナップには目を楽しませる品もあっても良いと思います。

これは骨董品の類でなく、単にリトアニアへ行ったときにあまりの景色の美しさに1眼レフで記録したいがために購入したカメラです。
日本円で約12000円で購入しました。
ニコンのレンズも使えて重宝しております。メカ的にも好きなカメラです。