ご挨拶
代表取締役社長
柿崎弘雄
2010年 飛躍に向けて
新年明けましておめでとうございます。
今年念頭の挨拶は、ある夢に始まった。
1月1日元旦朝、何時もの様に除夜の鐘を聞き年越しのアルコールが体を気だるくさせている。
潮の流れが速く海が引くがごとく轟々音を醸し出している夢だった。思い返せば独立後8年もたっているんだという実感と一体何処へ流れ着くんだろうと言う止め処ない不安からか寝起きが悪かった。ブラジル・マナウスで見たリオ・デ・ネグロとリオ・デ・ソリモンエスのドス黒い水と白く濁った水が混じりあう光景が目に浮かんだ。潮流という言葉があるが、まさに大いなるアマゾン川の神秘的な現象である。
夢の中ではこの流れに身を任せた自分と、もがき切って流れに逆らっている自分がいた。飲み込まれまいと必死になって泳いでいる自分が現実と重なった。世界の経済がリーマンショック以来、大凡マクロ的にはデフレスパイラル傾向にあるがこれも時代の潮流と言ってしまえば言えないこともない。過去にさかのぼると周期的に経済の潮流が押し寄せてきている。その折々に触れて世界中で切り抜きをしているのであるが今後を見渡した場合どうなのだろう、確実に経済の囲い込みが始まるであろう。一例をあげるならばEU圏では経済の横にらみで各国別に生産品目の登録割り当てが始まり圏外からの輸入措置が出来なくなるような囲い込みとも思える政策が始まった。当然域内では自国の経済優先になり国内経済を発展させるべく生産が行われる。日本からしてみれば今まで何のためらいもなく輸出できた産物が、途方もない関税をかけられるようになり、保護貿易に似た光景が今後見られるであろう。要するにEU圏では、どこかの国では白物家電生産国になり、事務機器はどこの国、自動車はどこと言った担当別生産が割り振られ域内の消費拡大へとつながっていき、EU圏外からの輸入を抑えようとしていくものと思われる。いわゆる工業製品の地産・地消版である。今まで日本にもたらしていた経済効果は急速に冷え込んでいくだろう。他に中国なども自動車の生産技術を盗み取ったならば後は原子力発電技術が駆使できたら世界中にバリアを張り巡らし自国の利益優先になるであろう。そうした場合、現在のような産業構造は根底から崩れ中国の一国独裁的な構図も予測される。何が怖いかと言うとあらゆる分野で中国はイニシアチブを握り中国中心に世界が回るということが一番の世界経済にとっては悲劇である。10年後の鉱工業生産を予測するならば地球上に現存するレアメタルの保有国は中国が絶対的な主導権を握りありとあらゆる工業製品の世界マーケットを牛耳ることになるであろう。
現在もすでに着々とその構想のもと、今迄世界中から調達したODAやいろいろな基金をもとにレアメタルや石油、あらゆる鉱物資源を買いあさっているというと聞こえはいいが現金で強奪しているといっても過言ではない状況である。14年くらい前にザイール(現在はコンゴ共和国)のキンシャサに行った時に当にモブツ政権が末期状態で中国や他の国の地下資源を巡る汚職の腐敗構造政権が倒壊寸前だったことを鮮明に思い浮かべることができる。キンシャサの空港に降りたった時の異様な雰囲気を今でも決して忘れない。フランスからナイジェリア・ラゴス経由でキンシャサに行ったのだが夜の夜中に滑走路に降り立ったが、空港の照明は豆電球ほどの明かりとともに満天の月明かりだけで、滑走路には真っ黒い人だかりができており闇夜の中に映し出されて月明かりに反射する白い歯と眼の白眼だけが異様な反射を繰り返していた。この文章のくだりはのちに製本してからの購読としてほしいが、その時分にも中国からの密使は同乗していた。やはり日本はお気軽国家でしかない。おおよそこの時に15年、20年後の地下資源の争奪戦あるいは工業生産品の囲い込みが始まろうとは予測だにしなかったであろう。しかし確実に布石は打たれていたのである。
さて話を元に戻そう。じゃあこれからどうなるのか・・・・。ここ1,2年のうちに中国は更なる工業製品の技術拡大を図るであろうし日本以下海外の生産技術を確実に盗み取るであろう。3年後にはレアメタルで世界中の資源を掌握し、絶対的な優位に立ち世界を席捲するであろう。アメリカなど自意識過剰の破綻国家でしかなく完全に凋落の一途をたどるであろう。今や完全に中国を敵に回してはいけないと必死になって食らいつくのが関の山である。今やわが国も大半の品目の生産場所を中国に移しているがこれも非常にリスキーである。間もなく追い打ちをかけられ国内から生産設備を持ち出せないまま国外退去を求められるか関税を法外に請求される構図となりかねない。とすれば我々の生きる道は完全に閉ざされてしまうのか?所詮日本は島国であるため国外との道を閉ざされてしまえばあっという間に滅びるのである。生産だって購入する者がいなければ先は見えてしまう。生産は今後ますます難しい局面を迎える。生き残りをかけてEU圏内に合弁会社を立ち上げるか日本を捨て海外に居を構えるか華僑的な発想がないとお人好しの日本人はやがて隅に追いやられる。いくら優秀な国民性とはいえ今の子供たちを見ていると腐敗した日教組の連中にゆとりと称した馬鹿な教育を植え付けられ完全に世界から置いてきぼりを食う予感がしてならない。我々は希望として海外で通用する人材を育てていく義務がある、と感じてならない今日この頃である。
最後に潮流を見てあなた方は潮目をどう読むか。腕のいい船頭は潮目で魚のいる場所を瞬時に読む。腕の悪い船頭はいくら性能の良い魚群探知機をもってしても潮目を読むことはできないのである。いつかマナウスで見たリオ・デ・ネグロの黒い水がやがて潮目で白濁した水に飲み込まれて大河となってアマゾンに飲み込まれていく姿をだぶらせてみた。。。。
今年はいよいよ経済にとっても会社存続にしても正念場となりそうです。潮目をどう読むかが私の経営哲学です。
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