検査データの3要素とは

(2012/12/27)


第3回目は、前回ご覧頂いた『カラーハイライト画像』を処理する為の『検査データ』について解説したいと思います。

オムロン社製の基板外観検査装置の画像処理方式は3つの検査データ要素を持っています。

 1.ウインドウ情報 おもに検査範囲を定義するもので、部品やランド等に合わせて設定します。
 2.2値化情報 得られたカラー画像から検査に必要な情報を『2値化』技術を用いて取り出します。
 3.検査基準 決められた処理に基づき、予め入力した検査基準と比較し、OK/NGを判定します。
「しきい値」と呼ぶ場合もあります。

上記3要素を、基板モデルに合わせ細かく設定していく作業を、一般に「ティーチング作業」と呼んでいます。
ティーチング作業は検査装置を運用する上で無くてはならない工程です。

では、実際に確認してみましょう。

 

1.ウインドウ情報

右図は角チップ系検査ウインドウの基本となる4つのウインドウです。

基板寸法のバラツキや基板伸縮などによる位置ずれを補正するため自動抽出ウインドウを設定します。
部品本体ウインドウランドウインドウはそれぞれの大きさに合わせて設定します。
部品の有無検出として実装ウインドウを設定します。

 

2.2値化情報

指定した色を設定し、ウインドウ内でその指定した色を2値化処理します。
下図はフィレット検査項目においてフィレット色となる青を2値化処理した画像です。

 

3.検査基準

カメラから取り入れたカラーハイライト画像やウインドウ、2値化などの情報を基にして良否の判定基準値を決めます。

どれくらいの面積なのか、どれくらい離れているかなどを数値に置き換え、自社の品質基準に照らし合わせて設定値を決めます。

オムロン社製の検査装置が長らく市場のご評価を頂いている理由としては

 (1)シンプルなウインドウ情報 ・・・ウインドウ数を最小化し、ティーチング性を向上。

 (2)安定した2値化情報   ・・・・・カラーハイライト画像から、安定した2値化で特徴を抽出。

 (3)簡便な検査基準設定  ・・・・・現物画像を確認しながら、簡単な基準設定で検査基準を設定。

こんな特徴がある為と、弊社では考えております。

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